正しい消毒出来ていますか?効果的な消毒作業のポイント!

新型コロナウイルスの対応に追われる中で、よくご質問いただくのが、

「消毒の方法はこれであってますか?」
「アルコールで拭いて効果はあるのでしょうか?」
「どのくらいの頻度で消毒すればいいのでしょうか?」

など、日々の消毒作業に関することです。

今日はこうした疑問に、お答えしていこうと思います。

1、除菌作業は洗浄(清掃)ありき!
消毒作業を行う際にまず大前提になるのは、その場所の汚れを取り除いていくこと、です。
机や手すりなど、人の手の多く触れる箇所の消毒は、広く行われる様になりましたが、実は汚れた環境で消毒剤を使用しても十分な効果が見込めません。
理由としては、汚れの中に入り込んでしまっているウイルスに対しては、消毒剤がアプローチ出来ないからです。
ウイルスや細菌に消毒剤を使用する場合は、まず大前提としてその場所を洗浄(清掃)することが大切です。

2、適切な消毒洗浄剤を選択する!
アルコールや次亜塩素酸ナトリウムなど、消毒剤として有効な成分はありますが、その有効な使い方や取り扱いについては熟知しないまま使用していることが多いのが現状です。
また、自社の試験だけで有効性を謳う「除菌剤」も多く出回っています。こうした効果の不確かなものを使用することはお勧めできません。
正しい知識で消毒剤を選択し、効果的な消毒作業を実施してください。

3、保護具(PPE)を着用する!
消毒作業を実施する際、使い捨て手袋を使用することはあっても、マスクはしていない。という光景をよく目にします。
消毒作業を行う作業者は、「ウイルスに最も近づいていく人」になります。
リスクを認識して、保護具(PPE)を着用して作業を行なってください。

4、交差汚染を回避する!
消毒作業を行う際に最もきを付けなければいけない点。それが、「交差汚染を回避する」という事です。
消毒作業を実施する手順や消毒に使用する資機材の取り扱いを誤ってしまった際に、交差汚染による汚染の拡大が発生し、感染拡大に繋がる恐れがあります。
簡単なポイントは「キレイなところから汚いところへ作業を行う」、「1方向に作業を行う」という2つです。
日頃の作業で意識してみてください。

簡単にですが、消毒作業のポイントをまとめました。
予防の為の消毒作業に役に立てていただければと思います。

消毒作業は、正しい知識と技術で消毒作業を行わなければ、作業者の身の危険だけでなく、目に見えないウイルスの脅威を拡げてしまう恐れもあります。

予防〜感染症発生時まで、
効果的な消毒作業をご希望の方は、弊社までご相談ください。